お子様の健やかな成長を祝う七五三。お詣りはどこへ行こう、晴れ着はどうしよう、記念写真はいつ撮ろう…と悩まれている親御さんも多いかも知れません。近年の七五三では、レンタル衣装店やフォトスタジオなどが提供する記念写真サービスを利用される方が多く見られます。中でも実際の七五三よりも早い時期に撮影を済ませる「前撮り」が人気です。そこでここでは、前撮りの内容や特色、利用者のメリットについて詳しくご紹介。さらに、前撮りの時期についても、2024年(令和6年)の暦を考慮に入れて考えてみます。
目次
そもそも七五三の「前撮り」って、どんなこと?
「前撮り」とは、記念写真を「前もって撮る」ことを指します。七五三に限らず、成人式や結婚式など、特別な晴れの日の記念写真でも一般的に行われており、利用したことがある方も多いのではないでしょうか。多くの場合、フォトスタジオやレンタル衣装店がサービスを実施していますが、他にも神社仏閣、ホテルなどが実施している場合もあります。また、利用者がスタジオや店舗などの撮影場所に出向くのではなく、利用者の希望の場所へ出張撮影に来てくれるロケーションフォトと呼ばれるサービスもあります。このように、前撮りは広く一般化しており、利用者も増えています。
七五三の前撮りが広まった訳
現在では一般化している七五三の前撮りですが、その背景には利用者とサービス提供者のニーズが関わっています。利用者の場合、お詣り当日は準備や移動などで慌ただしく終始バタバタしがちです。お子様が主役ということもあり、機嫌や体調によっては予定どおりに事が進まないケースも出てきます。一方、サービス提供者の場合、七五三のお詣りシーズン(10月〜11月)は利用者が集中し、キャパオーバーになりがちです。利用者が多いことで、衣装がゆっくり選べなかったり、撮影までの待ち時間が長くなったりというデメリットも生じます。そこで、撮影時期をあえてお詣りシーズンより前にする「前撮り」が取り入れられ、お互いに余裕をもって撮影できる便利なサービスとして支持されるようになりました。
七五三の前撮りはいつ頃するもの?
七五三の前撮りは、一般的に4月末頃から10月末頃までに行われます。お詣りと写真撮影を分けて行うことに不都合がない方にとっては、混雑が少ない、予約が取りやすいという利点があります。なお、前撮りをする時期によってメリットや注意点は少しずつ異なります。次の段落にまとめましたので、確認のうえご検討ください。
4月〜6月の前撮りの場合
七五三までかなり時間があることから、利用者の数はさほど多くありません。撮影のスケジュールも希望する日時に予約が取りやすいでしょう。メリットとしては、混雑を避け、ゆっくりと落ち着いて衣装選びや撮影が行える点があります。また、ハイシーズンの場合、人気の高い衣装は予約が取りづらくなりますが、この時期であれば予約できる可能性が高いでしょう。さらに、お得な特典が多いのもこの時期と言えます。七五三の記念撮影はしたいけれど、出費はできるだけ抑えて…とお考えの方は、この時期が狙い目となるでしょう。ただしデメリットがない訳ではありません。この時期は、地域によってはまだまだ寒かったり、梅雨シーズンにかぶったりするので、屋外でロケーションフォトを撮る場合は天候の影響を受けやすいでしょう。またスタジオなどで撮る場合も、そこまでの移動で寒さや雨の心配はないか、天候への考慮が必要となります。
7月〜8月の前撮りの場合
幼稚園や小学校が夏休みに入るため、この時期は平日に前撮りの予定を組みやすくなります。お盆休みなどで長期休暇が取れれば、会社勤めのご家族や、遠方にお住まいの祖父母様などとも日程の調整がしやすくなるでしょう。このように、皆さん揃っての記念撮影がしやすいのはこの時期のメリットです。ただ、お子様は普段の生活や外遊びで日焼けをしやすい時期でもあります。日焼けは元気な子供の証ですが、真っ黒になりすぎると衣装を着た時にアンバランスに見えるため注意が必要です。この時期に前撮りを考えている場合は、日常的に日焼け対策をしておくと安心です。また撮影時の熱中症にも注意しましょう。屋外でのロケーションフォト、屋内のスタジオ撮影のどちらであっても、普段とは異なる環境、服装で過ごすので、体調に変化が出てもおかしくはありません。ハンディファンや冷却ジェルなどの体温調整グッズ、水分やミネラル補給のためのドリンクなど、考え得る対策をして臨むと良いでしょう。
9月〜10月の前撮りの場合
成長期の真っ只中にある子供は、ほんの数ヶ月で顔つきや体格が変わることも珍しくありません。ですので、この時期の前撮りのメリットとしては、本来の七五三の時期に近い姿を写真に収められるという点があります。一方でこの時期は、夏の暑さのピークを過ぎ、気候が良くなります。合わせて、本来の七五三に近いことから駆け込みの予約も増えます。前撮りの希望が集中するため、希望する日時で予約を取ることが難しい傾向にあり、それがデメリットと言えるでしょう。予約が遅くなると、希望する衣装が他のお客様のレンタル期間中で着られない場合も出てきますので、この時期の前撮りを検討している場合は、できるだけ早いうちにご家族とサービス業者のスケジュールを確認し、数ヶ月前には予約を入れましょう。なお、土日・祝日は混雑しがちなので、都合がつくようであれば、平日を狙うと比較的ゆっくり落ち着いて撮影ができるでしょう。
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七五三の前撮りのメリットとデメリットは?
七五三の記念写真の撮り方として主流となっている前撮り。広く支持されている理由はどこにあるのが、利用する人にとってのメリットとデメリットをそれぞれまとめてみます。
前撮りのメリット
まずは前撮りのメリットについて。お詣りと記念撮影を分けて行う利点、撮影だけ先に行う利点はどこなのでしょうか。お子様にとってのメリット、ご家族にとってのメリット、それぞれについてきちんと把握しておくと検討材料として活用できます。
お詣り当日、余裕を持って過ごせる
七五三に限らず、お子様と一緒に行動する場合、大人が考えた通りに予定を進めるのは簡単ではありません。お子様の年齢が低いほど、想定外のハプニングやまさか…!の展開も珍しくないことです。ですが、七五三の記念撮影とお詣りを別々の日に行えば、必然的に当日やるべきタスク量は減ります。もし想定外の事態が起きたとしても、その対処を済ませた後に挽回する余裕があるでしょう。お詣りと記念撮影の予定を1日に詰め込むと、次の段取りや時間が気になって気が休まりませんが、別日に分ければ心に余裕を持って過ごすことができ、お子様を急かしたり、たしなめたりすることも減ることでしょう。
お子様の体力と機嫌を保ちやすい
七五三のように普段とは違った大きな行事がある場合、気分が高揚し、はしゃいでしまお子様は多いでしょう。ですが、いつも以上にはしゃいだ分、体力を消耗し、徐々にトーンダウンする可能性は否めません。ましてや、お詣りと記念撮影を1日でやるとなると、最後まで体力が持つかどうか分かりません。集中力が続かない、機嫌が悪くなる、といった事態も考えられ、そうなると記念撮影の際に最高の笑顔、可愛い表情が出ない場合もあるでしょう。この点、お詣りを別日に設定しておけば、お子様の体力も機嫌もキープしたまま良好なコンディションで撮影に臨めるでしょう。
希望の日時に予約が取りやすい
七五三の場合、前撮りの期間は4月から10月までと長めに設けている業者が主流のため、撮影日の選択肢は豊富にあります。前撮り期間の中でも、実際の七五三に近い9月〜10月や、ご家族のお休みの調整がしやすい土日・祝日は人気が高めですが、その時期を上手く外せば、希望の日時に予約を取ることも難しくありません。なお、前撮りの予約をあえて早めの時期に取っておくと、万が一、お子様の体調不良や台風などの悪天候が発生した場合にも、再度それ以降に前撮りの日程を検討し直す余裕があります。
スムーズに衣装選びや撮影がしやすい
レンタル衣装店やフォトスタジオの場合、夏から秋にかけては七五三のハイシーズン。衣装選びや記念撮影をしようと多くの方が来店されるので、店内は非常に混雑しがちです。その状況では、気になる衣装を手に取って見てみたい、試着してみたいと思ってもなかなか思うようにできなかったり、記念撮影のスケジュールが予定の時間よりも遅れてしまったり、混雑による弊害も考えられます。一方、春〜夏にかけての早期に衣装選びや前撮りを行えば、時間にも気持ちにもゆとりが持て、スムーズに進められます。
希望の衣装を予約しやすい
七五三衣装の場合、卒業式シーズンが終わった3月末〜4月頃からレンタル衣装店での予約受付が始まります。人気の高い衣装は、秋頃になると予約受付終了になるものも出てきますが、春〜夏にかけての時期なら、まだ予約に空きがありレンタルできる可能性が大いにあります。衣装に妥協したくない!といったこだわりがある場合は、早い時期に前撮りの予約をすれば、希望する衣装が着られるでしょう。
着付けやヘアーメイクの予行練習になる
七五三で着る衣装と普段着ている洋服は、着方も着心地も大きく異なります。お子様によっては着たくない!と拒絶反応があるかも知れません。慣れないヘアーセットやメイクも同様の恐れがあります。ですが、前撮りで一度経験しておけば、お子様がどんな反応を示すかが分かりますし、それに対する対処法も講じられます。最初は嫌がるかも知れませんが、「可愛いよ」「カッコいいよ」と褒められればお子様も気持ちが変わって、初回ほどの拒絶は抑えられるかも知れません。このように、前撮りはお詣りの予行練習としての役割も果たします。
特典などでサービス内容がおトクになる
ハイシーズンを避けた時期に前撮りの利用があることは、サービス提供者側としては有難いこと。そのため、お得な特典付きのキャンペーンや特別プランを展開しているところは多く見られます。内容はお店によって様々ですが、時期が早いほど割引率が高かったり、特典の種類が豊富だったりするところもあります。どのお店を利用するか検討中の場合は、このような内容も比較してみると良いでしょう。衣装やサービスが納得できる内容であれば、よりリーズナブルに前撮りができる場合があります。
前撮りとお詣りで2通りの衣装・ヘアーメイクが体験可能
お店によって利用の可否が分かれるため事前の確認が必要ですが、前撮りとお詣りで異なる衣装とヘアーメイクが選べるサービスを提供しているところがあります。衣装をどちらか一方に決めかねる…、お子様とご家族で好きな衣装が分かれる…という場合は、どちらも楽しむことができるので満足度が高まります。
ご家族も着物姿で撮影がしやすい
お子様が着物で七五三をされる場合、せっかくなら家族の服装も着物姿で揃えたい、記念写真も家族揃って着物姿で撮りたい…と考えておられる方がいらっしゃるかと思います。ですが、小さなお子様を連れながら、慣れない着物姿で過ごすのはなかなか大変です。神社では、駐車場から境内へ、さらにご祈祷の会場へと移動が多く、階段も至る所にあります。ズボンやスカートに比べて足捌きがしにくい着物だと転んでしまわないか、長い袖を踏ん付けてしまわないかなど、お子様の心配に加えて、着物を汚していないか、着崩れていないか、ご自身の心配も同時に発生することになります。ですが、前撮りであれば、スタジオに隣接した場所で着物に着替え、撮影が終われば脱いで帰れます。着物を着て過ごすのは前撮りの時間だけなので、ご両親はもちろん兄弟姉妹も含め、ご家族一緒に着物姿で記念写真を撮りやすいという点はメリットと言えるでしょう。
前撮りのデメリット
次に、前撮りのデメリットについても見てみましょう。お子様やご家族が何を優先ポイントにするかで、実施の判断が変わってくると思いますので、メリット・デメリット両方の内容を踏まえて検討してみてください。
前撮りとお詣りで2度のお支度が必要
前撮りとお詣りを別の日に分けて行う場合、衣装の着付けやヘアーメイクなどのお支度もその都度必要です。お子様が七五三に乗り気でない…着心地が嫌で衣装を着たがらない…といった場合、前撮りとお詣りの2度にわたってお支度を実施するのは、親御さんにとっては非常に骨の折れることです。お子様の体力や機嫌を考慮した対策や、持ち物の準備も必要な上、兄弟姉妹の体調や祖父母様のご予定、お仕事のスケジュールなども調整しなくてはなりません。乳幼児がいらっしゃる場合や仕事のお休みが取りづらい職場の場合などは、よりご苦労が増えるかも知れません。
本来の七五三の時期との違いが生じる
七五三の年齢にあるお子様の成長は著しく、顔つきや体格といった身体面はもちろん、行動や感情のコントロールなどの精神面も、ほんの半年や2〜3ヶ月で大きく変わることがあります。そのため、前撮りの時期が早い程、撮った写真と本人とで見た目の印象に差が出やすくなり、前撮り写真を年賀状に使うような場合は、ギャップが大きいかもしれません。また、お子様がイヤイヤ期の真っ只にある場合、何をするにも「イヤ」と反応され、そこで万事休す…となりがちです。ですが数ヶ月間で急成長し、イヤイヤへの対処がグッとラクになるケースもあるでしょう。このあたりはお子様の年齢と成長によるため、よく検討したい点と言えます。
お詣りの日に新鮮味が薄い
前撮りの日に、きちんと衣装を着付け、ヘアーメイクも施したお子様の姿を見てしまうと、ご家族の感情的にはその時点がピークになりがちです。またお子様本人も、これまで経験したことがないようなイベントに普段より気分が盛り上がってしまうでしょう。そのため、2度目となるお詣りの当日は、初めての前撮りの日と比べるとやや感動が薄れ、ご家族も本人もあまり新鮮味を感じない…という場合があるかも知れません。
2024年の場合、前撮りはいつがいい?
ここまで前撮りが実施される時期や、そのメリット・デメリットを詳しくご紹介してきましたが、次に2024年の場合に限定して、土日・祝日や長期休暇が取りやすいゴールデンウィークやお盆、シルバーウィークといった暦を踏まえた上で、前撮りを行う時期について考えてみます。
2024年の春〜夏だと
春から夏にかけての前撮りでは、ゴールデンウィークの連休を活用される方が多く見られます。お休みが暦どおりであれば、2024年は4月27日(土)〜29日(月)の3連休と、5月3日(金)〜6日(月)の4連休があります。飛石となる4月30日(火)〜5月2日(木)の3日間も休暇が取れれば、選択肢はかなり増えます。なお、六曜や六輝と言われる暦注の「お日柄」に注目して見てみると、ゴールデンウィーク期間中は4月29日(月)と5月5日(日)が大安です。
6月は残念ながら祝日がありません。週末の土日のお日柄は、6月2日(日)と6月30日(日)が大安です。7月は15日(月)が海の日の祝日で、前の週末の13日(土)から合わせると3連休となります。だだし、幼稚園や小学校は7月後半から8月末まで夏休み期間なので、その時期を前撮りに活用する選択肢もあります。また8月は、11日(日)が山の日で祝日ですが、ちょうど日曜日に重なるため12日(月)が振替休日となります。そのため前の週末の10日(土)から合わせると3連休になり、そのまま連続してお盆の長期休暇という方も多いはずです。選択肢が多いので、この時期を前撮りの候補日として検討されても良いかも知れません。
2024年の秋だと
秋は本来の七五三が近くなる時期。前撮りのニーズも増加します。お日柄を考慮したい方は、日曜日と大安が重なる9月1日(日)が良いかも知れません。また、祝日を見て見ると、2024年は9月16日(月)が敬老の日、9月22日(日)が秋分の日です。ただし秋分の日が日曜日と重なるため、翌日23日(月)が振替休日になります。そのため、14日(土)〜16日(月)、21日(土)〜23日(月)と2週連続して週末が3連休になり、前撮りの候補日になりそうです。
また、10月は14日(月)がスポーツの日の祝日なので12日(土)〜14日(月)が三連休です。11月は3日(日)が文化の日の祝日ですが、日曜日に重なるため翌日4日(月)が振替休日となり、2日(土)〜4日(月)が三連休です。なお11月2日(土)は大安に当たるため、お日柄も良好です。この時期は気候が良く過ごしやすいので、乳幼児の兄弟姉妹様、ご高齢の祖父母様でも身体への負担が少なく、体調管理もしやすいでしょう。一緒に前撮りをお考えの方は、この時期が有力な候補になるかも知れません。
時期を逃したら
前撮りサービスを提供している業者の多くは、一般的に4月〜10月を目処に前撮り期間を設定していますが、例えその時期を逃したとしても、撮影が全くできない訳ではありません。お子様の体調不良や悪天候など、不慮の事態で前撮りができなくなるケースもあるため、業者によっては、前撮り期間以降に日程を振替えて対応してくれるサービスを提供しています。また、本来の七五三以降であっても「後撮り」というサービスを提供している業者もあります。
本来の七五三(11月15日)以降の2024年の暦を見てみると、11月23日(土)が勤労感謝の日で祝日です。ただし土曜日に重なっており、11月も12月も休日は週末の土日のみになります。このうち、11月2日(土)、12月1日(日)、12月7日(土)がお日柄が良いとされる大安にあたります。ハイシーズンに比べると利用者が少ないため予約が取りやすいと言え、「やっぱり、七五三の記念写真を撮っておけば良かった…」と思われた場合は、この時期に撮るという選択肢もあります。
それぞれの時期ごとに、前撮りの候補となるスケジュールを見てきましたが、上記に挙げたのはあくまで参考例です。ご家庭によってベストなタイミングは違います。お子様本人の成長具合やご家族のご都合など、あらゆる条件を考慮したうえ、皆さんにとって負担が少なく、いちばん楽しめる時期を選ぶことが、満足のいく前撮りを行うポイントになるでしょう。
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前撮りする際、気をつけたい注意点は?
最後にご紹介するのは、七五三の前撮りをすると決めた方に気をつけていただきたい注意点です。実施する時期、提供されるサービス内容、お子様本人やご家族について項目を分けているのでそれぞれチェックしてみてください。
時期に関する注意点
前撮りの時期は4月〜10月と長期間にわたります。春から秋まであるがゆえに、時期によって気候はかなり異なります。また時期が同じでも、日本は南北に長い地理なので、地域によって差があります。気温の寒暖や、花粉や黄砂の飛散状況、梅雨や台風、降雪などの気象現象、新緑や紅葉といった風景にも違いが出ます。
その点を考慮すると、体調を崩しやすい季節の変わり目、雨天・曇天が多い梅雨の時期、熱中症が気がかりな夏季など、お子様の傾向やお住まいの地域によって、適切な時期は変わってきます。また、お子様と一緒に撮影されるご家族の服装やロケーションフォトに映り込む屋外の風景によっても写真の印象が変わるので、撮りたいイメージがある場合は、そのあたりも考慮に含める必要があります。
このように、前撮りを行う時期によってどんな影響を受けるか、きちんと把握した上で実施時期の選定や時期に見合った事前対策を行うようにしましょう。
サービス内容に関する注意点
七五三の前撮りサービスは、フォトスタジオやレンタル衣装点などさまざまな業者が展開していますが、それぞれの強みや得意分野が異なるため、プラン内容や料金設定には違いがあります。あちらではプランに含まれているのに、こちらではオプション対象になる…というケースや、衣装の品質、写真の品質にこだわりがあるぶん料金設定が高め…というケースもあるでしょう。納得のゆくサービスを受けるためにも、予約をする前に必ず確認をするようにしましょう。
例えば、
- 料金の中に衣装の着付けやヘアーメイクなどのお支度代も含まれているのか?
- 手持ちの衣装の持ち込みや、必要な小物だけのレンタルは可能か?
- 前撮りの日程変更は可能か?その場合の条件はどうなっているか?
- アルバム用に選定した写真以外もデータ購入が可能か?その際の料金設定は?
- 家族も一緒に記念写真が撮れるか?スタジオに入れる人数の上限は?
- 衣装返却時にクリーニングが必要か?もし汚してしまった場合はどうなるか?
…など、気になることがあれば、事前に問い合わせておくと安心です。
お子様本人、ご家族に関する注意点
七五三の主役がお子様であることは間違いありませんが、ご家族のサポートなしでは出来ないことも多くあります。前撮りをスムーズに実施するには、ご家族の協力が不可欠です。七五三の前撮りを担当するスタッフは、多くの場合、普段からお子様の扱いに慣れており、リラックスさせる方法、気分を盛り上げる方法などもわきまえていますが、知らない場所だと馴染めない、初めての人だと緊張するタイプのお子様の場合は、難しいこともあります。ポーズや表情がこわばってしまうと残念な記念写真になるので、できる範囲で場所見知り、人見知り対策をされておくと安心です。
また、ご家族も一緒に記念撮影をされる場合は、どのように撮るのか、どんな写真にしたいのか、皆さんのイメージを擦り合わせておくと良いでしょう。七五三の主役を含む兄弟姉妹でのカット、主役と両親のカット、主役と祖父母のカットなど、それぞれ個別に撮るのか、家族全員が揃った集合写真にするのか、撮りたいカットがあらかじめ決まっていると当日の進行がスムーズです。加えて、家族の服装も事前に相談して決めておきましょう。ある人はフォーマル、またある人はカジュアルとなると、一緒に映る際にアンバランスになってしまいます。せっかくの記念写真ですので、みんなで楽しくイメージ通りの写真が撮れるよう準備しておきましょう。
最後に
お子供の健やかな成長と、今の年齢だからこその特別な可愛さを記録するために、七五三にはぜひ記念写真を撮っておきたい…と思う親御さんは多いはずです。一方で、お子様本人はイヤイヤ期や中間反抗期にある年齢のため、親の思うように動いてくれない、反抗的な発言や行動が見られる、などもあるでしょう。そのため、撮影がうまく行かないこともあるかと思いますが、ご家族にとって特別な晴れの日であると同時に絶好の撮影チャンス。お気に入りの衣装をまとって、素敵な記念写真を残してくださいね。
晴れ着の丸昌 横浜店では、2024年7月31日(水)までのお申し込み、8月31 日(土)までの前撮り実施のお客様を対象に、記念写真1カットを追加プレゼントする早得キャンペーンを行っています。また、ご家族一緒に着物を着て記念写真を撮られる場合、衣装代が70%OFFになる特典付きのプランもご用意しておりますので、興味をお持ちいただいた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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