1月第2月曜日の「成人の日」には、多くの自治体で記念の式典（成人式）が開催されます。振袖やスーツなど、晴れ着に身を包んだ参加者の姿をニュースで見たことがある方も多いでしょう。ですが、当事者として式典（成人式）に参加できる機会は一度だけ。そのため、どのくらいの規模で行われ、内容はどうなっているのか、会場や参加者はどんな様子なのか、知らないことも多いイベントなのではないでしょうか。そこでここでは、横須賀市で開催されている「二十歳のつどい」（成人式）について詳しくご紹介いたします。

(※この記事は2023年2月17日に公開したものを加筆修正しました。）

横須賀市の「二十歳のつどい」（成人式）の参加者はどのくらい？

横須賀市では、成人年齢を20歳から18歳に引き下げる民法改正が実施された前年の2022年まで、「新成人のつどい」という名称で成人式が執り行われてきました。民法改正後の2023年からは、対象者の年齢は20歳のまま変更せず、名称を「二十歳のつどい」に変更して記念の式典が開催されています。

横須賀市の20歳人口は、ここ数年は4,000人台で推移しており、式典には例年その7割に当たる3,000人台の参加者が見られます。新型コロナウイルス感染症の流行拡大の影響を受け、開催時期を5月に延期するなど、例年と異なる形式で行われた2021年の参加者は約4割に留まったものの、2023年5月に感染症の分類が5類に移行されたこともあり、コロナ禍の終息とともに参加者は例年と変わらぬ人数に戻ってきているようです。

横須賀市の「二十歳のつどい」（成人式）会場内の様子や式典の流れ、内容は？

横須賀市では、2017年度までの成人式は、公募で選ばれた当事者世代の若者が実行委員となり、企画運営を行う方式で開催されてきました。ですが希望者が集まりにくい状況もあり、現在では市主催の方式に変更されています。

参加者の多くは、男性も女性も思い思いの衣装を身にまとい、式典に臨みます。女性の場合は、未婚女性の正礼装（第一礼装）である振袖を着用する人が大多数を占め、まるで色とりどりの花が咲いたかのように、会場は明るく華やかな雰囲気で溢れます。和装が圧倒的に多い女性と異なり、男性の場合は洋装と和装の両方が見られます。洋装は、グレーや濃紺など濃い色目のダークスーツが主流です。和装は、紋服（紋付きの羽織り袴）が多く見られます。男性の和装の中では、結婚式の新郎の衣装として着用されることもある黒色の紋服が正礼装（第一礼装）に当たりますが、成人式の場合は、色や柄など華やかなデザインが施された紋服が着られることが多いようです。

名称こそ変わりはしたものの、これまで通り20歳という区切りで開催される式典は、大人として自立していく若者世代にとって、大きなイベントの1つであることに変わりはないでしょう。同級生が一堂に会する機会は他にほとんどないので、しっかりと礼装を着こなして、凛々しい姿で仲間と再会できると良いですね。

式典の内容は、その年ごとに変わる部分もあるようですが、市長や来賓からの祝辞の他、横須賀市の魅力を市内外に発信する役割を担う「横須賀盛り上げ大使」の方からのビデオメッセージ、横須賀市歌斉唱などがあるようです。これまでに、来賓や横須賀盛り上げとして式典に出席または参加されたことがある方の中には、代議士の小泉進次郎さん、プロ野球選手の秋山翔吾さん、EXILEメンバーの橘ケンチさんとTETSUYAさんなど、横須賀出身の方が多くいらっしゃいます。

その他、シークレットゲストが招かれる場合もあり、ゲストから参加者に向けてメッセージやステージパフォーマンスが贈られることもあるようです。

横須賀市の「二十歳のつどい」（成人式）会場の周辺、終了後の様子は？

コロナ禍の影響を受け、中学校区ごとに分けて開催されるようになった横須賀市の「二十歳のつどい」（成人式）ですが、それでも式典当日の会場周辺は人で溢れます。市内のあちこちでは、美容室などで振袖の着付けとヘアーメイクをしてもらった華やかな女性たちの姿が見られ、特に最寄りの駅やバス停から会場までは、さまざまな色柄の振袖に身を包んだ女性たちで大変賑やかな雰囲気になります。

ごく一部の参加者が会場周辺で暴走行為や飲酒トラブルを起こすなど、問題が一切ない訳ではありませんが、会場では危険物や酒類の持ち込み、飲酒や喫煙などを禁止するなど、式典が円滑に開催されるよう、さまざまな対策も講じられています。

式典そのものは、あまり長時間になることなく終了しますが、開始前や終了後の会場周辺は、懐かしい友達との再会を果たした参加者たちが念写真を撮り合ったり、連絡先を教え合ったり、プチ同窓会のような光景が広がります。ただし、主催の横須賀市からは、式典終了後は速やかに帰宅するよう協力要請がされますので、はめを外し過ぎないよう、節度を守って参加するようにしましょう。

最後に

「二十歳のつどい」（成人式）は、一生に一度しかない貴重なイベント。懐かしい仲間に久し振りに会う機会でもあるので、しっかり準備を整えて、凛々しい晴れ姿を見てもらいたいですね。

晴れ着の丸昌 横浜店では、振袖と小物一式が揃うレンタルサービスだけでなく、式典当日に、衣装の着付けとヘアーメイクを行う、お支度サービスもセットでご提供しています。式典会場まで徒歩圏内の場所に丸昌専用のお支度会場をご用意するため、着付けやヘアーメイクが崩れるトラブルが起きてもすぐお直し対応ができ、雨や雪など天候が悪い場合に振袖や足元が濡れる心配も少なくて済みます。興味をお持ちいただいた方はぜひ以下「横須賀お支度会場について」のページで詳細をご覧ください。

※こちらでご紹介した横須賀市 二十歳のつどい（成人式）の内容は2024年6月時点での情報です。内容は今後、変更となる場合がございます。ご不明な点がある場合は、事前に横須賀市へお問合せください。

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また振袖は、二十歳のつどい（成人式）だけでなく卒業式や結婚式のお呼ばれなど、さまざまな場面で着る機会のある着物です。ハレの場やおめでたい席といった、これから先のフォーマルシーンにもぜひご活用ください。

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